平成25年度推薦・AO・後期日程入試について
東京工業大学では,平成24年度の学部入学試験から募集人員・試験方法を変更しました。
前期日程試験においては,募集人員1,028名のうち約9割にあたる923名を募集,残り105名については,後期日程試験(7類)及び推薦入試(1類)・AO入試(2〜6類)を行い,幅広く多様な人材を受け入れていきます。
平成25年度「一般入試」「特別入試」
1.特別入試(前期日程の直前入試)
※大学入試センター試験を課します。
・推薦入試:1類(理学部)
・AO入試:2類,3類,4類,5類,6類(工学部)
2.一般入試
・前期日程:1類〜7類(3学部)
・後期日程:7類(生命理工学部)
募集人員「一般入試」「特別入試」
類 名 | 募集人員 | 前期日程 | 後期日程 | 推薦入試 | AO入試 |
---|---|---|---|---|---|
1類 | 185 | 175 | - | 10 | - |
2類 | 85 | 75 | - | - | 10 |
3類 | 108 | 98 | - | - | 10 |
4類 | 201 | 181 | - | - | 20 |
5類 | 201 | 181 | - | - | 20 |
6類 | 95 | 80 | - | - | 15 |
7類 | 153 | 133 | 20 | - | - |
合 計 | 1028 | 923 | 20 | 10 | 75 |
各試験の詳細は,「平成25年度類別入試ガイド」(PDF)をご覧ください。
平成25年度類別入試ガイド (8.4MB)
※ガイド中の各入試情報は2012年3月時点のものです。最新の情報は募集要項を確認してください。
過去問題
AO入試過去問題
後期日程過去問題
推薦入試 推薦書様式
推薦入試に出願する際は,推薦要件@〜Bのいずれかの推薦書が必要です。様式は《コチラ》からダウンロードし,出願書類と共に提出してください。
Q&A
1.大学入試センター試験
1-1.大学入試センター試験(以下「センター試験」)で「地理歴史・公民」(以下「社会」)の教科から選択する科目の中で「現代社会」を取り入れた理由について。
1-1.「現代社会」は高等学校学習指導要領において,必修科目としてとして認定されており,高校によっては公民の科目として「現代社会」を学習した受験生においても受験可能とするために地理歴史・公民の選択科目の1つとして加えています。
1-2.センター試験で「社会」の教科から2科目を受験した場合の取扱いはどうなるのか。
1-2.2科目を受験した場合は,第1解答科目の得点を用いることとします。詳細は《コチラ》をご確認ください。
2.前期日程試験
2-1.前期日程試験(以下「前期日程」)の数学の配点が変わった理由について。
2-1.数学の能力を重視しています。現状の数学と理科(物理・化学)の科目配点は,比率にすると理科が高くなっています。数学の配点を高くし,更に論述能力をみたいと考えます。また単純に配点を増やすだけでなく,出題内容のバランスも考慮します。
なお,多くの主要大学では,数学と理科の配点比率は1:1となっています。
2-2.センター試験の「基準点」は教科ごとに設けているのか。
2-2.教科ごとの基準点は設けません。教科科目の総合点としています。
2-3.「基準点」に満たない場合,出願は出来るのか。
2-3.平成25年度から「基準点」に満たない場合は,前期日程に出願することはできません。詳細は《コチラ》をご確認ください。
2-4.前期日程のセンター試験「基準点」が低いと感じる。それに対してセンター試験を課す推薦入試・AO入試(以下「推薦・AO」)に関しては,かなり厳しい入試と予想する。センター試験への対応の違いはどうしてか,学生にどのようなことを期待しているのか。
2-4.基準点(600点)は高いハードルではありませんが,高校で学んできた学力(教養)を確認する観点で設けました。個別学力試験で実施しない国語・社会の教科については,センター試験でしっかりと取り組んでいただきたいと思います。推薦・AOはセンターを課して,大学の授業についていける学力を確認することにしています。
なお,AOは2段階選抜を実施し,合格判定は個別学力試験「総合問題」の成績で行われます。推薦は,2段階選抜を行いません。
3.後期日程試験
3-1.7類はどのような意図で後期日程を実施するのか。
3-1.学部ごとに入試に対する取組み方が異なるため,学部単位の対応となっています。
7類(生命理工学部)は数学・物理・化学だけでなく生物の素養をもった学生を求めています。また,推薦・AOは前期日程の直前に実施するため,入試日程がタイトで日程的な制約等もあるため,本学を目指す受験生に後期日程も必要であると判断しました。
4.推薦入試
4-1.推薦入試に出願できる者は現役生のみか。
4-1.現役生のみとします。
4-2.推薦要件@ABは点数を設けるのか。推薦要件Bのような世間的に認知されたものと,推薦要件@Aとの間に序列はあるのか。
4-2.推薦要件に序列は設けません。
補足:推薦要件
@ 正規の授業科目の一環として実施した課題研究(理学及びそれに関連した内容に限る)で主導的な役割を果たし優れた成果を挙げてそれをとりまとめて発表した者
A 課外活動において理学に関連した研究を行って優れた成果を挙げ(主導的な役割を果たしたことが必要),それをとりまとめて校外で発表したことを客観的に示す資料を提出できる者
B 数学・物理・化学・地学・情報のいずれかの国際科学オリンピックに日本代表として出場した者
4-3.普通科の高校(SSHを除く)では,課題研究等で主の成果を出すことは難しいのではないか。
4-3.1類の募集人員は人数比からも分かるように前期日程に重点を置いていますが,今まで実施してきた「第1類(理学部)特別入学資格試験」の成果を踏まえ,特異な才能を持つ学生を求めています。推薦要件Aは「課外活動」を対象としており,SSH校に特化しているものではありません。
5.AO入試
5-1.センター試験を課すAO入試を行う理由について。
5-1.前期日程は募集人員の9割を選抜する本学の主な入学試験ですが,前期日程では選抜できない個性が光る学生を求めています。
センター試験を課す理由は,入学してから大学の授業についていける学力を確認するため取り入れました。